みねやま糖蜜の泉'08
漣
咲き誇る桜に春の盛りを覚えつつ。
ペットボトルに黒糖を流し込み、
袋にコットンを詰め、
泥だらけのリュックサックも誇らしく、
僕とSHADOW君は毎度の山に向かうのでした。
日が長くなっているにも関わらず前回と同じペースで到着したので糖蜜を塗った後、
日没まで暇になってしまいました。
気温は低くない筈ですが、吹き抜ける風の所為で肌寒く感じます。
厚めに着てきて良かった...
やがて辺りは闇に包まれ始め、一回目の出撃となりました。
ピュープ...(風の音)
・・・やはり飛来は少なく、成果はホシボシトガリバのみ。
本拠地に戻り気を取り直して(暫く待機して)から二回目の出撃。
だんだん風も止んできたようで、ホソバキリガやフサヒゲオビキリガが飛来していました。
SHADOW君も結構採っているようです。
お馴染みのフクラスズメも多数飛来。
三回目の出撃。
コットンを回収しながら採集していきます。
カシワオビキリガなどが飛来。
SHADOW君がふっくらすずめを格好良くネットイン。
なんだかんだで糖蜜はもう終わり、と本拠地に帰る直前。
桜の木の幹に、照らし出された幻光の漣が...
Brahmaea wallichii japonica イボタガ
いつ見ても感動できる蛾です。
今年の春も会えました。
早春の名蛾と呼ぶに相応しい格調高き蛾だと思います。
気持ちが高まったところで、これにて採集記とさせて頂きます。
SHADOW君、お疲れ様でした。
◆採集成果
イボタガ 1ex.
チャイロキリガ 1ex.
ミヤマオビキリガ 1ex.
フサヒゲオビキリガ 1ex.
ホソバキリガ 1ex.
カブラヤガ 1ex.
フクラスズメ 1ex.
ホシボシトガリバ 3exs.
ヒロバトガリエダシャク 3exs.
モンキキナミシャク 1ex.
チャオビコバネナミシャク 1ex.
Eupitheciaの誰かさん 1ex.
ヒロバトガリエダシャク(上:♂、下:♀)
カブラヤガ(左)とチャイロキリガ(右)